Gmail から Microsoft 365 への移行で 組織内データ環境のアップグレード・最新化に成功した Jane Goodall Institute

クリティカル ニーズ

  • 330 GB におよぶデータを Microsoft 365 へ移行できるソリューション
  • 会計システムのアップグレード機能
  • 世界中で仕事をする従業員が、より円滑にコミュニケーションすることを可能にするソリューション
  • JGI
  • 顧客ロケーション 米国ヴァージニア州
  • 業界 環境
  • プラットフォーム Microsoft 365
  • AvePoint ソリューションAvePoint の移行ツール

ハイライト

•アーカイブしたデータ、オーディオ、ビデオ、写真コンテンツをデジタル化して保存する方法に関して、詳細な分析とプレゼンテーションを実施
•50 名のユーザー、330 GB 分のデータを Microsoft 365 へパイロット移行することに成功

quote 「新規ツールがユーザーに浸透し、効率が向上して時間節約にもつながるよう目指しています。」 quote
Linda Berdine 氏 理事、The Jane Goodall Institute

挑戦

2017 年、Jane Goodall Institute では、よりグローバルな運用を目指すという戦略的な観点から、 Google ドキュメントと Gmail から統合システムへの移行を決定しました。全世界に分散する従業員とのコミュニケーション方法を改善するためです。

AvePoint の分析を踏まえ、JGI は Microsoft 365 への移行を決定しました。RFP プロセスを経て、プラットフォームに関する専門的な知識をもつ移行パートナーとして AvePoint が選ばれました。

AvePoint のソリューション

JGI の移行に際して、AvePoint は Microsoft 365、Azure を含む Microsoft クラウドに関する専門的な知識を提供し、プロジェクトの開始時から Microsoft クラウド スタックの使用に至るまで、JGI の移行が成功するようサポートしました。

AvePoint では、以下の手順で JGI が Microsoft 365 と Azure へ移行する際のサポートを行いました。

1. JGI のシステム内に、現在どのようなコンテンツ (Exchange、ERP、ファイル サーバー、その他のデータベース) がどのくらい格納されているのかを、正確に把握する

2. データをタイプ別に評価してデータの中身を特定し、そのデータを移行した旨の文書化が実行されていることを確認。加えて Microsoft 365 と Azure 内で、各データ タイプに関連したビジネス ニーズに対してどのツールが最適であるかを確認する

3. 50 名のエンド ユーザー、メールボックス、関連コンテンツを Microsoft 365 へパイロット版で移行し、以前のフェーズで行われた仮定を検証して、JGI のエンド ユーザーが移行によって期待できるメリットを享受できるかを確認する

「AvePoint がワークショップを開催した際に JGI オフィス各所で聞き取り調査を設定してくれたおかげで、テクノロジー関連の知識や、従業員が機能していない、または機能していると感じたアイテムに関する意見を聞くことができました。」 と、Berdine 氏は語ります。

加えて AvePoint が実施した調査は、JGI が移行に際して重視する 3 件の課題に特化したロードマップのアウトラインを立てるために役立ちました。

1. 世界基準でも最大の規模を誇るデータベースをクラウドへ移行:
AvePoint では、JGI の既存データ コレクションから必要なデータを選別・デジタル化し、同データベースを再構成してクラウドへ移行するまでに 1 年かかると推定しました。データベースは合計で 30 TB になる予定です。移行をサポートするソリューションとして、AvePoint では約 60 年分のデータ コレクションを Azure に格納・保存することが急務となりました。

2. JGI の会計システムを Dynamics 365 および Nav 2017 にアップグレード: 非営利団体にとって、データの透明性は非常に重要です。JGI では、組織の財務情報に関するアクセスをより簡単にする必要がありました。

3. Outlook、Microsoft Teams、SharePoint、Skype for Business を実装し、組織内のコラボレーションを促進: Outlook、Skype for Business、Teams の導入を機に、JGI では、進行中の研究の中心地であるアフリカを含む、全世界にわたる 40 のオフィス拠点をまたぐコラボレーションをより効率化するようニーズが高まっていました。

AvePoint では、メールやドキュメントの移行に適した Elements Fly ツールを利用し、JGI のユーザー 50 名分の移行をサポートしました。2 週間で 50 名のユーザーが Microsoft 365 への移行に成功し、333 GB のデータがクラウドへ移行されました。

「Microsoft 365 への移行は、我々にとって非常に重要な転換点となりました。移行により、世界中の JGI オフィスすべてで、複数の製品に対して追加機能を階層化するためのベース プラットフォームを利用できるようになりました。」 と、Berdine 氏は語ります。

最終結果

Microsoft 365 のパイロット版移行に続いて、JGI では組織の IT エクスペリエンスに関して効率性とスケーラビリティの向上に期待しています。さらに同社では、AvePoint Philanthropy から寄付された AvePoint Cloud Management ツールの活用を検討しています。

「社内でも、以前 Gmail と Google ドキュメントを利用していた約 200 名のユーザーが Microsoft 365 へ転換しました。新規ツールがユーザーに浸透し、効率が向上して時間節約にもつながるよう目指しています。」 と、Berdine 氏は語ります。

顧客紹介 JGI

Jane Goodall Institute (JGI) は、Jane Goodall 氏の科学研究によってすべての生物に新たな変革をもたらしたいという人道的な理念を掲げています。研究だけではなく、一般向けの教育サービスや、自然保護と教育の両観点から大型類人猿の保護も行っています。

これらのサービスを通じて、若い世代のグローバルなネットワークを広げ、社会やすべての動物、自然環境に対して思いやりの心をもち、責任ある行動をとれるよう育成することを目指しています。現在の研究、保護活動、教育サービスをよりサポートするため、JGI では情報技術インフラストラクチャのデジタル化を検討しています。

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