AvePoint のソリューション
Microsoft クラウドの導入によって生じた問題点の解決のため、AuditOne では DocAve Online を選択しました。Office 365 用の運用管理ソリューションである DocAve Online は、 SaaS ソリューションである AvePoint Online Services (AOS) の一環として提供されています。
「AvePoint は、我々が 求めていたバックアップ・リストア機能をすべて備えていたほぼ唯一のベンダーでした」 と、Tsuei 氏は語ります。「セットアップは非常に簡単で、時間がかかりすぎる他社のソリューションとは全く異なっていました。」
DocAve Online は、Office 365 インスタンスのデータをスピーディにリストアできる最小単位コンテンツ バックアップ機能を備えています。この機能を活用することにより、AuditOne は SharePoint Online バックアップに割いていた時間を大幅に削減することに成功しました。
「DocAve Online を使えば、四半期ごとの完全バックアップも毎日の増分バックアップも、自動で実行することができます」と、Tsuei 氏は語ります。「ナレッジ ベースから、いつでも顧客情報を取得することも可能になりましたし、バックアップ ジョブを延々とモニターする必要がなくなったため、ユーザー サポートにより多くの時間を割くことができるようになりました。」
また、DocAve Online を使うことにより、SharePoint Online の規定機能では不可能である 「複数のバックアップ先オプションからの選択」 も実行可能となりました。
「DocAve Online を使うと、我々の選択したストレージ ロケーションにバックアップ データを保存 することができます。自社がコントロールできる場所にバックアップ データを保存したかったこともあり、現在は Azure に保存しましたが、このように選択の幅が広がるのは、コスト的な観点から考えてもとても良いと思います。」
さらに安心感を高めるため、Tsuei 氏は今後、DocAve Online を利用して OneDrive for Business をバックアップし、二番目のストレージ ロケーションを追加することも検討しています。
「AuditOne では OneDrive の利用率が非常に高く、1 ストレージあたり 3.5 ギガバイトの容量を使用しています」 と Tsuei 氏は語ります。「一環境につき最大で 40 ユーザーをサポートするため、負担は次第に大きくなります。また、データのリストアも問題になってくることが予想されます。また、Azure にアクセスできない場合のために、BOX にもセカンド バックアップを保存しておければいいと考えています。複数のクラウド プラットフォームにファイルをバックアップするという我々のニーズに対応できる機能性を備えた製品を提供していたのは、 AvePoint だけでした。」
AuditOne の IT チームが活用しているのはバックアップにとどまりません。Tsuei 氏は、どのユーザーがどの SharePoint コンテンツにアクセス権限を持っているのかを迅速に把握するため、セキュリティ検索機能を活用しています。
「FFIEC の IT ハンドブックやGLBA の規制に対応していることを証明するためには、アクセス権限の構造をライブラリ レベルで表示したレポートを 提出する必要があります」 と、同氏は説明します。「しかしDocAve Online を使えば、フィルターを当てはめて検索を実行し、結果をレポートとしてエクスポートすれば完了してしまいます。今では、欲しい情報が 30 分以内に手に入るようになりました。このため、レポート 出力の回数を増やすことができ、コンプライアンス チェックの頻度を上げて、顧客情報へのアクセス権限に対するコントロールを実行していることを、より明確に証明できるようになりました。」
顧客紹介 AuditOne 様
AuditOne は、銀行・金融関係機関に対し、リスク管理に主眼を置いた内部監査・クレジット レビューを提供している企業です。