AvePoint の DocAve レプリケーターで生産性向上を実現した Antarctica New Zealand
クリティカル ニーズ
- データ容量の制約
- データの圧縮とフィルター
- 2 拠点のデータのレプリケート
「DocAve レプリケーターの導入で、問題はすべて解消しました。導入方法も使い方もわかりやすく、非常に満足しています。」
Antarctica New Zealand には、スコット基地に 30 名・クライストチャーチ拠点に 45 名のユーザーが勤務していますが、利用できるのは容量わずか 2Mbps の衛星を利用した回線のみでした。このため、Antarctica New Zealand では、限られた容量を最大限に活用するためのサード パーティ ソリューションを求めていました。
Antarctica New Zealand では、SharePoint を文書管理システムおよびイントラネットとして利用し、333 GB の SQL データを運用しています。
「Antarctica New Zealand の SharePoint では、メタデータをはじめとする、スタッフが作成した記録についての情報をキャプチャーし、ドキュメントが必要な人員にアクセス可能であること、データ運用管理が適切にされていること、保管期限が切れたデータは確実に処分されること、高レベルの情報は削除しないことなど、情報環境の要件対応に利用しています」 と、Antarctica New Zealand の情報記録担当マネージャーである Anita Kerr 氏は語ります。「SharePoint では、日常業務に使用するドキュメント、テンプレート、記録を管理しています。」
スコット基地の SharePoint ユーザーは、クライストチャーチのサーバーへのログインに無駄な時間を費やしており、素早く必要な情報にアクセスすることができなかったため、Antarctica New Zealand ではサード パーティ ツールを導入することになりました。
導入により、ダウンロードに必要な時間の短縮・同期の失敗によるドキュメント バージョンのズレ、重複したドキュメントの編集などによる生産性の低下対策も期待されました。
Antarctica New Zealand で以前使用していたレプリケーション ツールは、動作に長い時間がかかり、しかも IT 知識があるメンバーでなくては使用できないなど、活用度に課題がありました。加えて、毎日のようにエラーが発生し、専属のエンジニアさえも匙を投げるような状態でした。
さらに、以前のシステムのサポート チームは北半球におり、Antarctica New Zealand のエンジニアとのコミュニケーションには時間的な制約がありました。
このような事態を打開するため、Antarctica New Zealand では AvePoint のレプリケーション ツールである DocAve レプリケーターの導入を決定しました。
「DocAve レプリケーターでは、ダウンロードやリアルタイムの同期をすることができます。データの圧縮やフィルター、二拠点間でレプリケートしたデータのやり取りに活用しています」 と Kerr 氏は語ります。
「レプリケーターの導入で、問題はすべて解消しました。システムを導入した当時、システム エンジニアが退職してしまっており、IT 専門家といえるメンバーがいなかったため、私が試しに操作してみることになりました。IT のエキスパートではない自分に使いこなせるか非常に不安でしたが、画面も操作・セットアップもわかりやすく、問題なく設定を実行することができました。レプリケーターには非常に満足しています。」
また、レプリケーターの導入により、これまでは一部のみを対象として実行していたデータ レプリケーションを全体に拡大し、クライストチャーチ・スコット基地両方のユーザーが、必要な情報に確実かつリアルタイムにアクセスすることが可能になりました。
「レプリケーターの導入は、大幅な時間の節約につながりまし た。以前使用していたレプリケーション ツールを使う際には、エラーでシステムの一部が壊れる、大量の修正箇所への対応が必要になるなど大量の問題が発生し、解決するために時間がいくらあっても足りない状態でした」 と、Kerr 氏は振り返ります。
「レプリケーターは今のところ、順調に稼働しています。何週間もエラーひとつ起こらないのは、以前の環境では考えられなかったことです。AvePoint からアラートが来たとき以外は何もする必要がなく、その対応も簡単です。」
また、Kerr 氏は AvePoint のサポート体制にも満足しています。「サポート チームの皆さんはとても優秀で、いつも迅速かつ丁寧な対応をしていただいています。
私が特に気に入っているのは、画面を共有し、手順の説明をしながら進めていただける点です。何をされているのかわかりやすく、私自身も勉強になりますし、的確な対応をしていただいているということを確かめることもできます」 と Kerr 氏は語ります。
「ポータルのデザインも気に入っています。シンプルな説明や記号で、操作もわかりやすく感じます。また、わからないことがあった際に、24 時間サポートに連絡できるという点も助かっています。」
Antarctica New Zealand では今後、より多くの AvePoint 製品を導入することで、ワークフローや取引の手続きの見直しなどを進める予定です。
Antarctica New Zealand は南極およびその周辺海域の開発や管理、ニュージーランド政府の活動の実行などを目的とする王立行政庁です。また、ロス海域研究のサポート拠点である、スコット基地の運営も担っています。