スキップする?マージする?競合解決について


こんにちは。AvePointサポートチームの稲垣です。
今日は、DocAveコンテンツマネージャーや展開マネージャーを利用されていれば1度は目にする 「競合解決」 がテーマです。
どのような動きになるのかをわかりやすく説明していきたいと思います。
「競合解決」 とは、移動元にあるオブジェクト名と移動先にあるオブジェクト名が一致した場合にどちらを優先するかを選択するというものです。
まず、サイトコレクション、サイト、リスト・ライブラリ等 「器」 になるコンテナレベル (タイトル・権限・プロパティ等) の競合解決の選択肢について説明します。
移動元: A
移動先:B
移動元と移動先の差分: α
◎コンテナレベルの競合解決について◎
[スキップする] → 移動先オブジェクトを保持します。 結果: B
[マージする] → 移動先オブジェクトは保持され、移動元と移動先の間の差分が移動先ノードに追加されます。 結果: Bα
[置き換える] → 移動先オブジェクトおよびオブジェクト内のすべてのコンテンツを移動元オブジェクトおよびオブジェクト内のコンテンツに置き換えます。 結果: A
コンテンツレベル (アイテム・ドキュメント・アイテムやドキュメントに関連する権限・プロパティ・バージョン) の競合解決で、
[スキップする] と [マージする] を選択した場合は、コンテンツレベルの競合解決を選択することができます。
◎コンテンツレベルの競合解決について◎
[スキップする] → 移動先オブジェクトを保持します。 結果: B
[上書きする] → 移動先オブジェクトを移動元オブジェクトに置き換えます。 結果: A
[最終更新日時に従って上書きする] → 移動元オブジェクトの更新日時が移動先オブジェクトの更新日時より遅い場合、移動先オブジェクトを置き換えます。 結果: A or B
[追加する] → 移動先オブジェクトは保持され、移動元オブジェクトが番号サフィックスのついた形式で移動先ノードに追加されます。 結果: B + A_1 , A_2
移動先のコンテンツを全て最新の状態に統一したいシーンでは、 [最終更新日時に従って上書きする] を選択すれば、最新版を上書きしてしまう心配はなくなります。
移動元と移動先のコンテンツを両方とも保持したいというシーンでは、コンテンツレベルで [追加する] を選択すれば両方保持された状態で移動先でコンテンツが表示されます。
様々なシーンに合わせて、上記の説明を基に、 「競合解決」 を選択していただければ、コンテンツのコピーが楽になるのでは??
本日ご紹介した内容が少しでもお役に立てたのなら幸いです。
★Microsoft365に関するご相談は、AvePointまでお気軽にお声がけくださいませ。
・データ移行・運用管理・セキュリティ強化など、幅広くソリューションを展開しております。
ソリューション一覧はこちらよりご確認いただけます
・お問い合わせはHPよりお気軽にお声がけくださいませ。
AvePoint Japan 株式会社
・定期的なWEBセミナーも実施しております。無料で見れるオンデマンド配信や、無料eBookのコンテンツも多数ありますのでぜひご参照ください。
AvePoint のオンライン セミナー、eBook 等のコンテンツはこちらから