本シリーズでは、AvePoint の世界の顧客にスポットを当て、Office 365、SharePoint データの移行・運用管理・保護に取り組んでいる海外の導入事例をご紹介します。
今回は、ニュージーランドに本拠地を置き、南極基地で調査研究・環境保護に携わる Antarctica New Zealand が、AvePoint の SharePoint 対応ツールである DocAve レプリケーター を活用して、地理的条件から発生する制約を乗り越え、作業時間の短縮・生産性向上を実現した経緯をご紹介いたします。
Antarctica New Zealand (以後 ANZ) は、南極およびその周辺海域の開発や管理、ニュージーランド政府の活動の実行、およびロス海域研究のサポート拠点・スコット基地を運営する、王立行政庁です。
ANZ は以前から SharePoint を活用していましたが、衛星回線による通信量の制限や、運用管理の煩雑さ、専門知識のある職員の不足、など、多くの課題を抱えていました。
対策としていったんは別企業のサード パーティ ツールが導入されたものの、使い方が難しかったことや、テクニカル サポート拠点が北半球のみにあり、円滑なサポートが受けられなかったなど、問題はなかなか解決しませんでした。
これらの課題に対応するため、ANZ では AvePoint の SharePoint 向け総合ソリューションであるDocAve レプリケーター を導入し、より円滑なデータの取り扱い・業務の遂行を目指しました。
DocAve レプリケーターの導入により、ニュージーランド・南極基地の二拠点間通信で発生するデータのレプリケーション、およびフィルターを利用可能になり、通信量の抑制が実現できました。また、専門的な IT 知識がなくても使いやすいインターフェース、そして世界のどこからでも利用できるサポートにより、大幅な作業時間の短縮と生産性アップを実現しました。
【レプリケーター導入の主なメリット】
組織全体データの複製: 中央型の管理コンソールから、単一 SharePoint 環境内・もしくは地理的に分散した複数環境間でコンテンツを複製します。
生産性向上: 複数の処理を同時に実行できるリアルタイム同期オプションにより、最新のコンテンツ・構成・ワークフロー履歴・バージョン・セキュリティなどへの迅速なアクセスを提供し、エンドユーザーの生産性向上に貢献します。
コンテンツ可用性保証: 複数の SharePoint ファームやエクストラネットに対するコンテンツの公開を自動化することで、地理的に分散したチーム間でもコンテンツへのアクセスを確保することができます。
サービス強化: SharePoint サービス品質の確保とネットワーク・サービス故障時への柔軟な対応を提供し、ネットワークの質に左右されないグローバルなファーム間同期を実現します。
レプリケーター実画面・短方向/双方向レプリケート
◎導入事例全文は こちらから ご確認いただけます。
◎DocAve レプリケーターの製品カタログ (PDF) は こちら◎