Microsoft Teams、SharePoint Online、OneDrive for Business…
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【Microsoft Teams、ついに Skype for Business Online と同等に?】
一部報道 によると、2018 年 7 月に開催された Microsoft Inspire の会場で、複数のMicrosoft 関係者が 「Microsoft Teams が Skype for Business Online と同等の機能を獲得した」 と発言したとのことです。
これが本当であるならば、ユーザー企業・組織は現在 Skype for Business で利用している機能を犠牲にすることなく、Microsoft Teams に切り替えることが可能となるため、非常に重要なマイルストーンといえます。
【追記: 2019 年 7 月 30 日に、「Skype for Business Online のリタイア日が 2021 年 7 月 31 日と決定した」 との発表が行われました】
同様か類似の機能を持つツールが複数存在する場合、ツールの数自体を減らすのは、エンド ユーザーの混乱を避けるためには適切な戦略といえるでしょう。しかし、今回の Microsoft Teams/Skype for Business の場合、これは単なる 「類似ツールの削減・単純化」 にとどまらない、少々ややこしい問題をはらんでいます。
【コラボレーションのハブとしての Microsoft Teams】
Microsoft Teams は単なるチャット ツールではなく、別のアプリやサービスにも接続している コラボレーション ハブ ツール です。つまり、Microsoft Teams は社内外とのコミュニケーション・コラボレーション・ひいては業務そのものを行う 「拠点」 であるといえます。
これをOffice 365 スタックの文脈で考えてみるとどうなるでしょうか。まず、Microsoft Teams は Office 365 Groups の上に構築されています。これは、Teams のユーザーはSharePoint Online のドキュメント ライブラリやサイト機能、OneNote、Planner などの数多くの機能に、Microsoft Teams 経由でアクセスできるということでもあります。
同等のプラットフォームを別のプラットフォームで置き換えるのは比較的単純なプロセスですが、現存するプラットフォームを、それよりはるかに多くの機能を備えた別のプラットフォームで置き換えるのは、それほど単純にはいきません。
これはもちろん、Skype for Business が単純だという意味ではなく、Microsoft Teams が単なる 「コミュニケーション ツール」 にとどまらない複雑さを持っているということです。
Microsoft Teams のファイル ストレージは、SharePoint と OneDrive for Business に依存しています。このため、企業や組織が Microsoft Teams を導入するということは、利用者や IT 部門が意図しているか否かにかかわらず、同時に SharePoint と OneDrive for Business を導入するということを意味します。
【Skype for Business だけでは使えなくなるのか】
ユーザー企業やサード パーティ ベンダーからは、「Teams 中のチャット機能だけにアクセス可能な 『簡易版 Teams』 を作ってほしい」 という要望が上がっています。このような要望にはある程度の反応はあるものの、個人的にはこのような機能やツールが登場することはまずないだろうと考えています。
理由は簡単です。Microsoft としては、顧客企業・組織にただ単に Skype for Business クライアントをアップグレードしてほしいのではなく、仕事のスタイルそのものを変えてほしいと思っているからです。
もし、上記のような 「Teams 簡易版」 が実現してしまえば、メールや添付ファイル、ファイル サーバーなどを利用した仕事のこなし方は、全く変化しないままとなる可能性がきわめて高いといえるからです。
これでは、ファイルの重複やセキュリティなど、Microsoft Teams が解決しようとしていた問題はそのまま残されてしまう ことになりかかねないからです。
では、このような状況の中で、Skype for Business のリタイアと Microsoft Teams の導入はどのように進めるべきなのでしょうか?
【まず対策すべきはガバナンス、そしてファイル サーバーの使い方】
Microsoft Teams の導入推進の際に最初に着手すべきなのは、何といっても ガバナンス 対策です。
これまで、Office 365 の文脈でガバナンスが語られる際には、SharePoint Online と権限管理が話題の中心となってきました。
しかし、Microsoft Teams がいよいよ Skype for Business に取って代わるかもしれないという現状を考えると、ガバナンスは Office 365 スタックの全体に対して考えるべき問題となります。
また、見逃されがちですが、ファイル サーバー 対策も欠かせません。いくら Microsoft Teams で社内外のコラボレーションを円滑化しても、ファイル サーバーからエンド ユーザーがドキュメントを共有する限り、「バージョンの違うドキュメントが共有されてしまう」「ドキュメントの重複が発生する」 などの問題は解決しないからです。
しかし、SharePoint を導入し、イントラネットとして利用することが絶対に必要であるかというと、これもまた 100% そうであるとも言い切れません (もちろん、理想的にはそうすべきなのですが)。
決めておくべきなのは、Microsoft Teams を使う際に、エンド ユーザーにファイル サーバーをどのように利用させるのかという問題への自社なりの回答 です。
【おわりに】
具体的な日程が決まっていないにせよ、近いうちに Microsoft Teams が Skype for Business の代替となるのは、ここまでの Microsoft の動きを見ていると明白です。
いざ完全切り替えを強いられてから慌てないように、また Microsoft Teams の強力な機能を早く使いこなすために、導入準備や調査を進めておくことが推奨されます。
その中でも早めに考えておきたいのが、Microsoft のネイティブ機能ではカバーしていない「最小単位リストア」「誤消去やマルウェアの感染に備えたバックアップ対策」です。
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