※本記事は、セキュリティ専門誌 「Scan Net Security」 で連載中の記事の抜粋です。
テクノロジーの発展・変化のスピードがますます加速する現在。世界で起きているプライバシー問題と状況もまた、凄まじい勢いで変化を続けています。まるで、『鏡の国のアリス』 に登場する 「赤の女王」 の台詞、「同じ所にとどまろうと思うなら、全速力で走りつづけなさい」 という台詞のようです。
この表現は、クラウド コンピューティングの現在置かれている状況にもぴったりと当てはまります。大規模な情報流出のニュースが報道されていない週はないといってよいくらい、情報流出は頻繁に起こるインシデントとなってしまっています。
やっとプライバシー問題を理解できたと思ったら、新たなタイプの問題が発生するといった具合です。このような情報流出は、自分の情報が流出してしまった個人はもちろんのこと、流出させてしまった企業・組織にも多大な影響を及ぼします。
このようなインシデントを起こしてしまえば、多大なコストがかかるのはもちろんのこと、担当者の失職や企業・組織へのブランド ダメージなど、悪影響の及ぶ範囲は非常に広いのが現状です。この意味では、プライバシーとデータ セキュリティは、今や C レベルで議論すべき問題となっているといえるでしょう。
このような状況下で、自社が持つデータやアプリの保存先、もしくはインフラのホスト先としてクラウドを選択することは、有効な選択肢なのでしょうか?
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