GDPR の発効までいよいよ 1 ヶ月となりました。今回の記事では、AvePoint の SharePoint/Office 365 向け総合ソリューションである DocAve を利用した企業が、GDPR 対策とバックアップ・リストア SLA 向上対策を同時に実現した経緯をご紹介します。
ある企業の悩み 「バックアップとリストア、SharePoint の既定機能では追いつかない!」
プロジェクト管理と情報共有のため、SharePoint 2010・2013 と Office 365 – SharePoint Online を同時に使用していた欧州のある IT 企業 (ユーザーシート: 7000) では、バックアップ・リストア対策が大きな問題となっていました。
最初は既定の機能のみでハイブリッド クラウド環境の運用管理を実施する計画でしたが、1 TB にも及ぶSharePoint 環境のバックアップとリストアには、Microsoft の提供するサービス レベル合意 (SLA) のみでは限界が生じました。
この問題を解決するため選ばれたのが、AvePoint の SharePoint 向け包括的製品であり、移行から運用管理・データ保護までをワンストップで解決するソフトウェア DocAve でした。
AvePoint のソリューションで SLA 向上
DocAve を利用することにより、イントラネットやオンライン ワークプレースとして活用されている SharePoint 環境のバックアップとリストアを、スピーディーかつ正確に実行することが可能になりました。
この企業では、SharePoint オンプレミス・オンライン環境の完全バックアップを一週間に一度実行しています。また、誤って消去してしまったファイルやエラーが発生してしまったコンテンツは、以前であれば 2 時間かけてリカバリーしていましたが、DocAve を採用した現在は IT 部門に連絡してから 20 分以内に個別にリストアすることが可能です。
AvePoint のソリューションで GDPR 対策もクリア
他社のデータを扱うこの IT 企業にとって、データ管理コンプライアンスを徹底することは非常に重要です。2018 年 5 月 25 日から発効となる EU 一般データ保護規則 (GDPR) は、欧州の住民のデータを取り扱う企業・組織に、個人データを取り扱う際の規則を遵守させるための各種ルールを定めるものです。
欧州の住民の個人データを扱う企業・組織であれば、EU 圏内に支店のない企業も対象となる可能性があるため、多くの企業・組織がデータ取扱いの見直しを迫られています。この企業の場合は、ユーザー権限のトラッキングと記録をどのように実施するかが最大の課題となっていました。
この企業では、DocAve に搭載されている SharePoint 環境間で横断的にビジネス データを移動・コピー・再構成でき、さらに権限のトラッキングも実行できる機能を活用し、自社が求めていた GDPR 対策を過不足のない形で実現することができました。
SharePoint の総合ソリューション・DocAve
GDPR 対策から 運用管理タスクの効率化・データ保護まで、DocAve は SharePoint をもっと自社のニーズに合わせて使用したいというニーズに応えます。
GDPR 対策と同時に運用管理機能強化も期待できる DocAve についての情報は、以下でご確認ください。
・総合製品カタログ (PDF)
・運用管理ソリューション
さらなる GDPR 対策のために
発効までいよいよ 1 か月となった GDPR、御社の対策は万全ですか? AvePoint では、知財や個人データなど、厳密な管理を行う必要のあるデータの対策を課題としている企業・組織に特に活用していただいている、包括的データ保護ソリューションを提供しています。
・GDPR 特設ページ