AvePoint マーケティングの平田です。
弊社は、8 月 26 日・ 25 日にて、佐賀県で開催された日経BP社主催 「都道府県 CIO フォーラム」 にプラチナスポンサーとして参加させて頂きました。
都道府県 CIO フォーラムには 47都道府県の最高情報責任者 (Chief Information Officer)や情報推進を担う関係者が集まり、2 日間にわたり、将来の ICT を活用した県の改革や業務効率化などについて意見交換を行うものです。
各都道府県が抱えている問題を共有し、同様の問題に対して他の自治体がどのような対策をとっているか、また、現在フォーカスしている活動などを議論するものです。大変に盛りだくさんな 2 日間となりました。
今回は一個人として参加しての感想をお話ししたいと思います。・・・というのも、今回のディスカッション内容や協賛企業の登壇内容は、全て本日発売の 「日経コンピュータ」 10月2日号に掲載されているので、そちらをご覧頂ければと思います。弊社のインタビュー記事も載っております。
会場にはシャンデリアもあり、とても豪華できらびやかな雰囲気で、フォーラム会場というより結婚式場みたいな感じでした!

本フォーラムでは、来るマイナンバー制度のシステム実装、オープンデータへの取り組みについて議論がされましたが、印象的だったのは、佐賀県の講演でした。
本フォーラムの会長を務める佐賀県 CIO 森本登志朗氏よりご挨拶があり、すぐに佐賀県知事より現在の佐賀県の取り組みが紹介されました。佐賀県では、「新しいことへの取り組み」を率先して行っています。
「恋するフォーチュンクッキーの佐賀県バージョン」のYouTube配信などのローコストの情報発信、テレワーク導入や99さがネット (救急隊員が利用するタブレット導入) などを実施しています。「新しいものを生み出す風土」 作りを目指しているようです。
よく自治体の方に ICT の取り組みについてお聞きすると、「夢のような話で、実現するのは難しい」 「多くの人を巻き込むことができず大変」 など聞こえてきます。実際に業務レベルでの ICT 導入を難しいと考える方が多くいらっしゃいます。
佐賀県は、全国の自治体の先陣を切って、ICT を活用した取り組みを行っています。それによって、自分たちのケースが、他の自治体の参考になればという思いもあるようです。小さく始めて、「ビジョン」 を明確にして職員と共有することで、途中でプロジェクトが自然消滅しないように活動しているそうです。
今、多くの民間企業が、ICT を活用にして BYOD やテレワークなどを実践しています。佐賀県は、民間企業ができることは同じように自治体でも実現できるという信念をもって取り組んでいるようです。
一方の弊社は、行政サービスの電子化、オープンガバメント、オープンデータを実現する情報連携基盤「Citizen Connect (シチズン・コネクト)」 を日本向けに発信しています。本フォーラムでもご紹介させて頂きました。Citizen Connect は、すでに海外の自治体で採用頂いています。

そういえば、弊社は以前、佐賀県庁が電子県庁ポータル (SharePoint) を導入した際に、運用管理面の支援をさせて頂いたことがありました。(国内導入事例「フラストレーションの無い、皆の使いやすいポータルを作り上げるために」)
佐賀県に続けと全国の自治体でもICTを活用した電子政府化や地域活性化などに取り組む動きはこれからも続くと思いますが、弊社もぜひお手伝いをさせて頂きたいと思っております。
そして、弊社の自治体向けソリューションについては、自治体関係者向けのイベント 「社会イノベーション/Smart City 2014 」 で行う講演「民間向け窓口から行政業務までの電子化がもたらす新電子政府」 の中で紹介します。都市が抱える様々な課題をテクノロジーやサービスによるイノベーションでもって解決することを考えるイベントです。ご興味ある方、ぜひご参加をお待ちしております。