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【Ignite 2019 Yammer 新機能発表・Microsoft Ignite セッションまとめ】Yammer の未来・Microsoft 365 で実現するナレッジ共有、リーダー層とのコラボレーション、コミュニティの確立

Ignite 2019 Yammer 新機能発表

Yammer が Microsoft 製品群に加わってから 7 年。今回の Ignite 2019 では、Microsoft Teams とのより緊密な統合、UI の更新など、大きな発表が数多くありました。今回の記事では、Steve NguyenMurali SitaramJason Mayans の各氏が登壇して行われたセッション 「Yammer の未来・Microsoft 365 で実現するナレッジ共有、リーダー層とのコラボレーション、コミュニティの確立 (The future of Yammer: Share knowledge, engage leaders, and build communities in Microsoft 365)」 の内容を中心にお届けいたします。

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新しくなった Yammer

Yammer のロードマップを計画する際に、Microsoft は 「リーダー層を巻き込んだコミュニケーション」「組織全体のコミュニケーション」「ナレッジの共有」「従業員のエクスペリエンス」 の4 エリアに注力しています。(AvePoint でも、CEO をはじめとするリーダー層を筆頭に、積極的に Yammer の活用が行われています)

企業にとって Yammer の最大の魅力は、組織全体を対象に、リーダー層とのコミュニケーションの場を設けることができることです。

Yammer は、従業員に対し戦略の伝達を行う、企業文化を確立する、組織全体でのコミュニケーションを活性化させるなどの目的で使用することができます。この目的を達成するための正しい機能が実装されることが、Yammer には何よりも重要となります。

情報共有・共同作業のための小さなサイロを意図的に作成する Microsoft Teams と異なり、Yammer は部署・所属の垣根を超えた組織全体での情報伝達・意思疎通に適しています。Microsoft Teams で Yammer アプリが利用できるようになったこともあり、使い分けることでより効果的な組織内コミュニケーションが実現しそうです。

エンタープライズ級のセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス

しかし、Microsoft はただ単に、Yammer に新機能を追加すること 「だけ」 にこだわっているわけではなく、セキュリティとコンプライアンスの改善にも注力しています。

公式ブログでは、すでに「e-ディスカバリーのロールアウトが 2019 年 12 月に決定」 「ネイティブ モード実装」等の発表が出ています。

Yammer の新機能・強化点・変更ポイント

ここからは、会場のライブ デモでお披露目された、Yammer に追加される新機能・強化内容をご紹介します。

・検索バーが上部に
Office 365 ヘッダーの上部に追加された検索バーが Yammer ユーザーにも展開され、アナウンスや情報などをより発見しやすくなりました。
Yammer の未来 Ignite 2019 Yammer 新機能発表

Yammer 「グループ」 から 「コミュニティ」 へ
Yammer の未来 Ignite 2019 Yammer 新機能発表また、Yammer グループは Yammer コミュニティへと名称変更されました。この変更の理由は、従業員と企業による Yammer の捉え方を再構成することにあります。「コミュニティ」 と名前を変えることにより、Yammer の 「組織全体でのコミュニケーション」 という目的がより鮮明になります。

・コミュニティの表示順変更
また、画面左側に表示される Yammer コミュニティの並び順を自分で変更し、自分にとってより重要なコミュニティを上部に持ってくるなどのカスタマイズが可能になりました。

 

・Yammer フィードにも AI と機械学習が
今回 最大といってもよい変更内容のひとつが、よりすっきりとした形態に生まれ変わったフィードかもしれません。
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従来、フィードは 「全社」「ディスカバリー」「フォロー」 の 3 種類に分割され、アプリ内に表示されていましたが、今回の改良ではこれが大きく変わり、AI と機械学習を利用し、ディスカバリーとフォローに重点を置いた 1 種類に統合されました。

また、表示場所もページ内部から、他の Office 365 ファミリー同様の通知マークに変更されました。さらに、Office 365 全体に対する分析により、エンド ユーザーに最も関連のある情報が表示されるよう改良が加えられました。

・@メンション
従来は投稿の下に表示され、余分なスペースを取ってしまう傾向にあった@メンションの表示にも改良が加えられました。

改良後は、@ メンションされた人数が投稿日時の横に表示され、クリックすることで @ メンションされたメンバーがポップアップで表示されるようになりました。また、自分が @ メンションされている投稿には、Microsoft Teams と同様、@ メンション マークが表示されるようになりました。
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・Office 365 プロファイル カードとの統合
Yammer プロファイルの表示形式に変更が加えられ、 Office 365 プロファイル カード が表示されるようになりました。

・ピン留め機能が追加
さらに今回の更新では、Yammer 管理者がフィードのトップに会話をピン留めできる機能が追加されました。利用のルールや重要なアナウンスメント等を目立つようにしておけるため、大事な情報をうっかり見逃す事態の回避に活用できそうです。
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・インターフェイスが一新、モバイルの機能強化でさらに使いやすく
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しかし、何といっても今回最大の変更は、インターフェイスの更新ではないでしょうか。
・各投稿の表示形式が カード & 吹き出し形 に変更。各会話のまとまりがより理解しやすく
・画面トップに表示されるバナーをカスタマイズし、写真や文字を表示させることが可能に。各コミュニティの差別化が実現
・イベントページの追加で、ライブ イベントの発見と参加がさらに簡単に
・モバイル版で ビデオの録画 ボタンが投稿セクションに追加され、動画投稿が身近に
・モバイル ファーストの姿勢が強化され、モバイル版機能追加に注力

おわりに
Ignite 2019 Yammer 新機能発表 まとめはいかがでしたでしょうか。
公式ブログ によると、今回のセッションで発表された新 Yammer は、2020 年からロールアウト開始となるとのことです。「組織全体のエンゲージメント強化」など、Microsoft Teams が苦手としがちな分野に強い Yammer だけに、是非上手に使いこなして ROI を向上させたいところです。

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