日曜日, 5月 26, 2024
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Microsoft 365 と Office 365 の違いとは?

Microsoft 365 は、Inspire 2017 で最初に発表されたサービスです。Microsoft 365 は Office 365 や Windows 10、Enterprise Mobility + Security を含む包括的なパッケージとなっており、2 種類の市場セグメントを対象とした「Microsoft 365 Business」と「Microsoft 365 Enterprise」という 2 つの構成でリリースされました。そしてその後、個人や家庭向けの Microsoft 365 も登場しました。 

Microsoft 365 Business はユーザー数が 300 人までとなっており、中小企業向けに設計されています。セキュリティ面では基本機能のみの提供となりますが、Windows 10 と Office 365 をより統合された形で安全に使いたいと考える中小企業にとって、Microsoft 365 Business は優秀なターンキー ソリューションと言えるでしょう。 

Office 365 とは?

Office 365 は、Word や Excel、PowerPoint、OneDrive といった一般的なユーザーにとっても馴染み深い Microsoft 製品 (およびその他の生産性向上サービス) を、オンラインまたはオンプレミスで利用できるクラウド サービス プラットフォームです。購入はサブスクリプション形式となります。 

Microsoft 365 とは?

Microsoft 365 は、Microsoft Office スイートや Windows 10 Pro、Enterprise Mobility + Security が含まれるオールインワンのバンドルです。各サービスが相互に連携して機能する、完結したエクスペリエンスとして提供されます。 

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Microsoft 365 Enterprise は、共有とコラボレーションのための安全かつ一元化されたプラットフォームが必要な大規模な組織向けの製品です。Windows 10 Pro と Office 365 に加えて、強力なデータ セキュリティ機能を搭載しています。 

Microsoft 365 Education はこれまで紹介した製品の少し後に発表された、学校などの教育機関向けの製品となっています。教育者がこのソフトを使うことで、学生が生産性や共同作業といった面で恩恵を受けられるようにすることを目的としています。 

そして最後に、家庭向け Microsoft 365 は日々の生産性を高めたい個人向けに設計された製品です。あらゆるデバイスから Office Premium を利用できるほか、どの画面においても統合とシームレスな接続を重視した設計となっています。 

Office 365 だけで十分? 

ms office suite

Microsoft は 2017 年に、より優れたゲーム体験を求める顧客のニーズに応える製品として Xbox One X を発売しました。Microsoft 365 もこれと同じように、職場における生産性の向上を望む顧客のニーズに応える、すべてが揃ったパッケージ製品として開発されています。 

Office 365 の導入を検討している中小企業は、基本的には Windows 10 Pro を購入した上で、順次セキュリティ サービスに加入していく必要があります。また、その場合は全ユーザーの接続が適切に行われているか、セキュリティ サービスの対象になっているかを確認しなければいけません。 

ですが、Microsoft 365 ではこれらのサービスはすべて最初から統合されています。購入時の手間がかからないのに加えて、エンド ユーザーにとっても扱いやすいソリューションなのです。Microsoft のエコシステムを最初からまるごと購入できるため、企業の貴重なリソースを節約し、浮いたリソースを運用業務に注げるようになります。 

各サービスで具体的に何ができるのか 

Microsoft 365 Business は非常にシンプルな設計となっている一方、Enterprise および Education では用途に合わせたプランが用意されています。Microsoft Office スイートには何が含まれているのか、把握しておくべき情報をご紹介します。 

Microsoft 365 Business 

Microsoft 365 Business はユーザー数が 300 人以下の中小企業向けに設計されており、以下のサービスが利用できます。 

  • Microsoft Office スイート
  • 1 TB のストレージ
  • Microsoft Intune によるデバイス管理機能
  • データとアプリに関する基本的なセキュリティ機能 

Microsoft 365 Business に関する詳細情報はこちらからご確認いただけます。 

Microsoft 365 Enterprise 

Microsoft 365 Enterprise は、より強力なセキュリティとデバイス管理機能が求められる大規模な組織向けに設計された製品となっており、以下の 3 プランから選択できます。 

  • F1 (現場の最前線で活躍する従業員向け) 
    • Office 365 (Microsoft Access を除く) 
    • 脅威に対する基本的な保護機能 
  • E3 (ベーシック版) 
    • Office 365 
    • 脅威に対する基本的な保護機能 
    • Office 365 データ損失防止 (DLP) 機能 
  • E5 (プレミアム版) 
    • Office 365 
    • 脅威に対する高度な保護機能 
    • Office 365 データ損失防止 (DLP) 機能 
    • 音声会議や音声電話システム 
    • 高度なコンプライアンス ツール 
    • アナリティクス ツール 

Microsoft 365 Enterprise に関する詳細情報はこちらからご確認いただけます。 

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Microsoft 365 Education 

  • A1 (ベーシック版) 
    • 授業の学習効果を高めるのに必要な全機能を備えた、学生および教師向けの無料限定版 Office です。 
    • 基本的な情報保護機能 
  • A3 (スタンダード版) 
    • A1 の全機能 
    • Office のあらゆるデスクトップ アプリへのアクセス 
    • より強固な情報保護機能とセキュリティ管理ツール 
  • A5 (プレミアム版) 
    • A3 の全機能 
    • 高度なセキュリティ ツール 
    • 高度なコンプライアンス ツール 
    • アナリティクス システム 

Microsoft 365 Education に関する詳細情報はこちらからご確認いただけます。 

家庭向け Microsoft 365 

  • Personal 
    • 1 人のみ 
    • 1 TB のストレージ 
    • Office 最新版を利用可能 
    • あらゆる画面でシームレスな体験 

Microsoft 365 のまとめ 

Office 365 にまだ移行しておらず、なるべく早く環境を整えたいと考えている企業は、Microsoft 365 を導入することでさまざまなメリットを享受できます。Microsoft 365 Business は、特にコラボレーション環境を迅速に立ち上げたい中小企業の間で人気のソリューションと言えるでしょう。また、Microsoft 365 Personal は、あらゆるデバイスからすべてのドキュメントや個人用プロジェクトにアクセスしたい人にとって最適な選択肢となっています。 

office 365 vs office 2019

Microsoft 365 や Office 365 スイートに搭載されている生産性を高めるアプリ・ツールの活用方法については、以下のブログ記事をご覧ください。 

関連ブログ①: Office 365 ツール、どう連携させる?どう使い分ける? SharePoint・Teams・Planner・Yammer

関連ブログ②: Teams アプリ「タスク」入門: Planner・To Do の統合アプリ解説 

 

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