金曜日, 4月 19, 2024
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【速報】 AvePoint @ Microsoft Ignite 2017! 第 1 日目レポート:

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前回の記事でもお伝えした通り、AvePoint 公共部門 CTO の Dux Raymond Sy (Microsoft MVP/Regional Director) が Microsoft Ignite 2017 の実況中継やアップデートを発信する Microsoft Ignite Community Reporter を務めるほか、製品ストラテジー部門シニア ヴァイス プレジデント John Peluso による Microsoft Teams セッション、企業ブースの展開など、AvePoint の米国メンバーもフル回転で Microsoft Ignite を満喫しています。

今回の記事では、現場のAvePoint メンバーたちから届いた第一日目の会場の様子を、AvePoint がキーノート で特に注目したトピックを中心に、まとめてお届けいたします。

【キーワードは 「インテリジェント クラウド」、そして 「デジタル トランスフォーメーション」】
実は開催の直前にアメリカを襲ったハリケーンの影響で、Microsoft Ignite の開催は直前まで危ぶまれていました。

その影響もあってか、Nadella 氏に先立って登壇したコーポレート ヴァイス プレジデントの Julia White 氏、そして続いて登壇した Nadella氏とも、開催地となったオレンジ郡への感謝と敬意を表明していました。

しかし、いざ開幕が宣言されると、そのような不安要素があったことなど全く感じさせない、パワフルなデモが満載のキーノートが展開されました。

「我々のミッション、製品の根底にある目的は、各個人・各組織が最高のポテンシャルを発揮できるようにすること」 と語ったナデラ氏は、4つのソリューション エリアである 「モダンワークプレース」「ビジネス アプリケーション」「アプリケーション&インフラストラクチャ」「データ&AI」 についてそれぞれ触れ、この4カテゴリーが 「素材」 として各組織・各個人のデジタル トランスフォーメーションを支えると語りました。

【Teams と HoloLens の統合で、部門間コラボレーションがさらにパワーアップ】
多方面での話題が満載のキーノートでしたが、やはり際立ったのは Microsoft Teams を中心としたコミュニケーション スタイルが鮮明になったことではないでしょうか。

これは、Nadella 氏に次いで登壇したのが、Microsoft Teams プロダクト マーケティング マネージャーの Raanah Amjadi 氏であったことにも表れていたように感じらられました。

「複合現実と Teams の融合で、コラボレーションの新たな地平を拓く」 と語ったナデラ氏に次いで登壇した Amjadi 氏は、Ford での仮想ユースケースを例に挙げ、「チームが最高の成果を挙げるために、摩擦のない環境を提供することと、知的財産を守ることの両立」 が Teams で実現すると説明しつつ、車のデザインの段階で複数の部門が Teams と HoloLens を使ってコラボレーションする模様をデモンストレーションしました。

HoloLens のワイヤレス ヘッドセットを装着したメンバーがデザイン途中の車の前に立ち、実際の車にミラーのデザインを複合現実上で当てはめながら位置などの確認をしたり、一定の視点から撮影した映像をボイスメモとともにMicrosoft Teamsで共有し、話し合いに活用したりするデモの様子に、会場からは驚きの声が上がっていました。

2018年には、Office 365 の使用量分析に Microsoft Teams、Office 365 Groups を含める計画も発表され、「チームがつながり、会話をし、意義ある仕事の成果を挙げるためのただ一つの場所」 としての Microsoft Teams の重要度が一段と増したと考えられます。

今回の発表で、「インテリジェント コミュニケーション」 構想の中心として、また Office 365 顧客のコミュニケーション ツールとして Microsoft Teams を中核に据え、展開していく姿勢がいよいよ鮮明になったといえるのではないでしょうか。

【Microsoft 365 に新たなカテゴリーが登場】
2017 年 7月に発表された 「Office 365 + Windows 10」 の企業向けセット購入サービスである Microsoft 365 に、10 月 1 日から 以下の2カテゴリーが追加されることが発表されました。
・教育機関向けの 「Education」 (教育版マインクラフトと Enterprise Mobility + Security 付き)
・カスタマー対応顧客向けの 「F1」 (旧 「Enterprise K1」 プラン。リテール・コールセンターなど、顧客と最前線 (Fastline) で接する業種向け)

今後この他にも、非営利団体 (non-profit organization) 向けのカテゴリーが追加される予定とのことです。

【Microsoft プロファイル カードと LinkedIn の統合 & Bing for Business】
2016 年に Microsoft に買収された、プロフェッショナル向け SNS の LinkedIn ですが、Microsoft のアプリケーションやサービスから、LinkedIn のプロファイルを閲覧することが可能になる と発表されました。組織の内外で働くメンバーの経験や得意分野について、より深く理解することが可能になり、効率のよいコラボレーションが実現することが期待されています。

パートナー グループ プログラム マネージャーの Li-Chen Miller 氏が登壇して行われたデモでは、Office 365 から上司や同僚の詳しい情報を閲覧できるCortanaに 「来週休みを取る」 と言っただけで、Cortana に接続された HR システムが作動して休暇の取得ができ、休暇中のメールの自動返信まで設定してくれるという見事な統合性、そして同氏の熱のこもったデモが会場の話題を呼んでいました。

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【ビジネス アプリケーション】
Dynamics 365 を中心として展開される AI ファーストのビジネス アプリケーションを構築している例として Hewlett-Packard のカスタマーサービスが紹介され、カスタマーサービスに AI を活用して問題解決を早めたり、顧客フィードバックを PowerBI でビジュアライゼーションしたりすることでデジタル トランスフォーメーションを進める様子が紹介されました。

【おわりに】
AI をはじめとする Microsoft のツールを活用し、エネルギー問題や地球温暖化、医学上の問題など、「まだ答えの出ていない問題に取り組むための解決法を見つける」 ことを目指すなど、「今ある技術を活用して、よりよい世界を目指す」 ことが強く打ち出された Microsoft Ignite のキーノートは、公式サイトで視聴することができます。

Microsoft Ignite 2017 では、キーノート以外にも数多くのセッションやプレゼンテーションが行われます。開催期間中は本ブログでも、AvePoint のソリューションに関係の深いもの、特に Microsoft Teams を中心に、発表内容や会場の模様をお届けしていく予定です。どうぞお楽しみに!

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