木曜日, 3月 28, 2024
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Microsoft Teams で機能展開時には話題になったけれど、今は下火…な機能3選

Microsoft Teams はちょっと極端な言い方をすれば「毎日のように新しい機能が追加されている」気がするくらいの更新頻度ですよね。「追い付くのが大変!」とか「そもそも追いつこうと思っていない…」といったあきらめの境地の方も少なくはないと思います。そんな中、「待望のあの機能!」みたいに新機能のアナウンス時や展開時には話題になったのものの、少し経過したら全く話題にあがらないような悲しい運命を辿る機能もありますよね。それを今回は振り返ってみたいと思います。あ、僕の独断と偏見です。

ブレークアウト ルーム

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ブレークアウト ルームの作成画面

競合製品には以前からあった機能ということから Microsoft Teams にもついに来るか!と話題になったブレークアウト ルーム機能。大人数でオンライン会議をしているとなかなかテンポの良い議論を進めづらいため、小部屋を作って少人数で議論できることなどを目指した機能です。 。この機能がアナウンスされた時には「待望の!」と話題になり、展開後も話題が継続。僕の個人ブログでも、記事別アクセスランキングでしばらくTOP5に君臨していました。ところが現在は…ほとんど話題にあがらず、ブログのランキングでもTOP30にすらランクインしなくなりました。

なんでだろう?と考えましたが、実際のところ利用するシーンがあまりないんじゃないかと思います。そもそも大人数の会議が多くない、大人数の会議で熱い議論が展開されるようなシーンがない、など。教育機関では利用シーンはたくさんありそうですが、仕事で…となるとなかなかなさそうです。皆さんはいかがでしょうか?

ノイズ抑制機能

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会議ウィンドウからもノイズ抑制機能の設定が可能になった

「会議中にポテチを食べても大丈夫!」と話題になったノイズ抑制機能。しかし、その後実際に使っているという声をなかなか聞きません。同じく僕の個人ブログのアクセスランキングでも、ノイズ抑制機能に関する記事は今は大人しいです。こちらはなんででしょうか?

まず会議中にポテチを食べようとする人はいないということ…それは冗談としても、ちょっとした雑音に配慮する人が少ないんじゃないかな?とは思います。会議で聞く側の参加者が自分の耳に入る雑音を抑制する機能だったら話は別だったと思いますが、このノイズ抑制機能はマイクをオンにしている参加者が他の参加者に配慮するための機能と言っても過言ではありませんからね。そして地味に影響ありそうなのがPCのスペックを要する点。残念ながら会社から貸与されているPCが高スペックである場合は少ないですよね…。ノイズ抑制機能を「高」に設定した場合、PCの状態次第では自動で解除されてしまうらしいので、条件に満たない方にとっては意味がない機能ですもんね。

プライベート チャネル

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プライベート チャネルの作成画面

特定のチャネルのみ、チームの権限よりさらに絞った権限を設定できる「プライベート チャネル」。こちらも機能が実装される情報が出た時には大きく話題になり、また機能が展開されはじめた頃も話題になりましたが、今となってはどうでしょう?こちらは「めっちゃ利用してます!」って人もいれば、その一方で「結局使っていません」という意見も多いと思います(僕も実は仕事では一度も使っていません)。

まず、チーム内で権限を絞らなきゃいけない利用シーンもそこまで多くはないと思います。また「権限を分けたいならチームを分ければいいんじゃない?」という場合もあります。そして何よりもメンテナンス性という観点からもプライベート チャネルが増えるほど大変になりますよね。当然ですが、チームのアクセス権限の管理の他にプライベート チャネルの数だけアクセス権限の管理が必要になります。またその仕様上、プライベート チャネルが作成されると裏側の SharePoint はプライベート チャネル専用のチームサイトが1つ増えるという点もあります。ただでさえチームが増えて裏側の SharePoint のチームサイトが増えていくのを嫌がるIT部門としては、プライベート チャネル専用チームサイトというのはさらに頭を抱える問題なのではないかと思います。

プライベート チャネルに関しては、過去に開催したウェビナー「Microsoft Teams プライベート チャネル: はじめの一歩」で詳細を語っています。1年以上前の開催なので情報が一部古い部分もありますが、基本的な考え方として参考にしていただければと思います。もちろん登録無料で、録画された動画をいつでも視聴可能です。

ということで、3つの機能に絞ってお送りいたしましたが、いかがでしょうか?もちろんよく利用している人もいると思います。その場合はぜひ今後も有効利用していきましょう。また、現時点で必要性を感じずに利用していない場合は、無理して使いこなそうとせずに必要な機能のみ絞って便利に使いましょう。今後もどんどん機能が増えていく Microsoft Teams から目が離せませんね!

 

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