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Microsoft Inspire 2020 開催記念・注目の新機能まとめ 4 件

Microsoft Inspire 2020 開催記念・2020 年 7 月の注目 M365 ニュース 4 件
日本時間の 7/22-7/23 にかけて Microsoft が主催する世界規模の大きなパートナー イベント 「Microsoft Inspire」 が開催されました。例年は一大イベントとして、まるでお祭りのように華やかに、ラスベガス等のロケーションで開催されますが、今年はパンデミックの影響もあり、デジタル イベントとしての開催となりました。日本から参加された方も多かったのではないでしょうか?

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Microsoft Inspire に注目すべき理由とは 
Microsoft のパートナー向けイベントということで、ユーザー企業には関係ないと思われがちですが、Microsoft のこれら大きなイベントの開催に合わせて、各種製品・サービスのアップデート情報が発表される、新機能の一般展開が開始されるなどの傾向もあり、実は注目すべきイベントのひとつでもあります。

今年の Microsoft Inspire でも、開催日に一斉に情報が公開され、また新機能が展開されました。今回はその中から、Microsoft 365 や Power Platform に関わる情報、ここ最近展開開始された Microsoft Teams の新機能などを少し抜粋して紹介したいと思います。

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【注目ニュースその 1・Microsoft Dataflex 発表 !】
なんといっても最大のインパクトがあったのは、Microsoft Dataflex の発表かと思います。

Microsoft Datafelx は、Microsoft Teams のためのローコード データ プラットフォームです。Microsoft Dataflex を使用すると、チーム内で Power Apps でアプリ/Power Virtual Agents でチャットボットを簡単に構築・展開し、利用することができます。

Microsoft Dataflex は Common Data Service の技術を採用しています (Common Data Service は Microsoft Dataflex Pro と改名されました)。つまり、今までは Office 365 や Microsoft 365 のライセンスのみでは利用できなかった 旧 Common Data Service が、今回 Micrsoft Dataflex として、限定的ではありますがライセンスの追加購入をせずとも利用できるようになるということです。

Microsoft Dataflex は、今後数か月でパブリック プレビュー版として展開開始されるようです。個人的にも非常に楽しみです!

Microsoft Dataflex についての詳細は、以下のページで確認できます (ただし英語ですが)。“Introducing Microsoft Dataflex, a new low-code data platform for Microsoft Teams

【注目ニュースその  2・Microsoft Lists の一般展開開始!】
Microsoft Dataflex と異なり、すでに一部で一般展開が開始されているのが Microsoft Lists です。Microsoft Lists は、SharePoint Online のリストがベースとなったもので、進化し独立した形で Microsoft 365 のアプリとして利用できるようになります。

後述する Microsoft の公式ブログ内では、英語で 「Your smart information tracking app in Microsoft 365」 と紹介されています (機械翻訳では 「Microsoft 365のスマート情報追跡アプリ」 と訳されました)。

すぐに利用できそうなテンプレートからリストを作成できますが、なんといっても Microsoft Teams 内でもリストを作成・使用が今後できるようになるということで、ますます Microsoft Teams の 「ハブ」 としての利用が加速していくのではないかと思います。

こうなると従来の SharePoint のリストとの使い分け、また前述の Microsoft Dataflex との使い分けについては、しっかり検討していくことが必要になりそうですね。

詳細は、以下のページで確認できます (こちらも残念ながら英語ですが)。 Microsoft Lists begins general availability roll out to Microsoft 365

【注目ニュースその  3・Microsoft Teams  で 「新しい会議エクスペリエンス」 一般展開開始 !】
これを待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。Microsoft Teams でオンライン会議をする際に、会議ウィンドウが別ウィンドウとして立ち上がるようになります。

特に複数ディスプレイを利用される方は、片方で会議ウィンドウを開いて会議をしながら、もう片方ではメインウィンドウでチャットをしたりドキュメントを閲覧することが可能になります。

また、あわせて会議のメニューバーが上部に移動されました。従来は他参加者がスライドや画面を共有していると、会議メニューバーが上に被さって表示され、邪魔だったことが多くあったかと思いますが、今回の更新でそのストレスも解消しそうですね。

ちなみに現時点 (2020 年 7 月 30 日) では、既定では 「新しい会議エクスペリエンス」 は有効化されていません。設定画面から有効化し、その後デスクトップ アプリを再起動する必要があります。

Microsoft Inspire 2020

【注目ニュースその  4・Microsoft Teams の 「Together モード」 一般展開開始!】
これまでオンライン会議では、カメラをオンにした参加者はグリッド ビューで区切られて表示されていました。過去には 2×2 で 4 名表示だったのが 3×3 で最大 9 名になり、更に 7×7 で最大 49 名が表示されるようになります。しかし、オンライン会議特有の疲労感の一因がこのグリッドビューであるとのことで、その解決策として Together モードが開発されたとのことです。

使ってみると、講堂で参加者が座って話しているようなビジュアルになります。日本の方であれば、テレビ番組のヒナ壇芸人を連想してしまいますね。

この機能の特色は、会議主催者が参加者に一斉に Together モードに強制変更させるのではなく、参加者個人が自由にモードを変更できるようになっているところです。会議の途中で Together モード に変更してみて、「疲労感が軽減される」 と感じる参加者が多ければ、利用を継続してみてはいかがでしょうか。

世代的に 「トゥギャザーしようぜ!!」 でピンと来られる方がいらしたら、どうしても会議のアイスブレイク的に 「トゥギャザーしようぜ!!」 と言いたくなってしまうと思います。しかし一方で、知らない世代もいると思われるため、場合によっては大きくスベってしまう可能性があります。ご注意を!

Microsoft Inspire 2020
実際に AvePoint シンガポールチームが Together モードを使用したところ

おわりに
Microsoft Inspire 2020 開催記念・更新情報のまとめはいかがでしたでしょうか? 他にも、ここには書ききれないほどの細かい更新情報が公開されています。

特に IT 部門・利活用促進プロジェクトの推進役の方・チャンピオン プログラムのチャンピオンの方々にとっては、これら日々の情報のキャッチアップは非常に大事なところかと思います。是非、最大限にアンテナを張って、「これは便利」「これは役に立つ」 と感じた情報をキャッチしたら、是非ご自身の組織内でアウトプットすることをお勧めします。

また、数ある新情報もまとめ、今後の 弊社ウェブセミナー などで発信していきたいと (半分勝手に) 思っています。どうぞご期待ください!

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