大学など高等教育機関におけるオンライン試験のベスト プラクティス

新型コロナウイルス感染症により世界は大きな変化を強いられ、多くの学校や教育機関では通学ができず、世界中で何億人もの学生がリモート学習を行っています。

オンライン学習自体は目新しいものではありません。何年も前から多くの人が正式な認可を受けたオンライン学習コースを利用しています。

従来、高等教育機関では対面式の授業モデルが中心でしたが、今やあらゆる教育機関でオンライン学習が対面授業を代替する唯一の選択肢となっています。

※この記事は、米国 AvePoint で 2021 年 10 月 7 日付で公開された記事 “How to Make the Online Exam Experience Better for Higher Education” を日本語編訳したものです。

実際の生活上の必要性を考慮すれば、このような非常事態の中で授業や講義のスケジュールやプログラムを継続するためには、あらゆる学校や大学にとって、高品質なリモート学習やオンラインの評価をいかに効率的に提供できるかが事業継続計画 (BCP) として必須の検討事項となっています。

バーチャルで授業の体験を提供するために Microsoft Teams や Zoom などの無料の遠隔会議ソフトを利用している教育機関や、LMS を活用して学生とより積極的な交流を図っている教育機関もあります。

大学でこのように様々な遠隔学習の取り組みが続けられているなかで、いまだに優れた「デジタル化」が達成されていない学習体験があります。それがオンライン試験です。これまでのオンライン試験は、教授にとっても学生にとっても非常に質の低い体験しか提供できませんでした。

これは、当社の顧客であるシンガポールの高等教育機関 (IHL) からご相談いただいた課題でした。これまで当社はシンガポールの複数の高等教育機関と長年にわたり協力し、Office 365 をベースとした最先端の学習管理システムを提供することで、各機関における学習体験と教育体験を劇的に改善してきました。

それでも、この記事でご紹介するように、オンライン試験の課題解決は容易ではありませんでした。しかし、当社は試験管理システムを活用することでオンライン試験の体験を劇的に改善し、ベスト プラクティスの確立に成功しています。

オンライン試験の体験が劣悪だった理由

一般的に、オンライン試験のソリューションにおける課題点は主に以下の 4 つに集約されます。

  • セキュリティとコントロール: できる限り学生のカンニングを防ぎたい一方で、この実現は容易ではありません。それはソリューションの性質上、学生はオンラインの状態にあり、オンラインでは実質無制限に情報にアクセスできてしまうためです。そして、実際にテストを受けているのが本人であることをどう確認すれば良いのかという課題もあります。
  • アクセシビリティ: 学生が利用しているデバイスやブラウザ、OS は多岐にわたります。そして試験のソリューションは、デバイス等に関わらず一貫している必要があります。
  • 試験の作成と採点: 高等教育では、試験の結果で成績や評価の大半が決まるケースも少なくありません。だからこそ、多くの教育機関において試験の作成が重視され、多数の関係者が携わるタスクとなっています。教育者は、問題の種類に柔軟性を持たせ、それに学生がどう回答するかを見ることで学習効果を測ることを望んでいます。また、ひとつのクラスに何百人もの生徒がいるような場合には、採点や評価を別の人間に代行させられることも重要です。
  • 統合: 試験を行うソリューションは、Office 365 のようなクラス最高の自由な生産性を備えたソリューションとシームレスに連携し、柔軟性を備えたものである必要があります。

AvePoint によるオンライン試験の改善

AvePoint は、皆様の学習プログラムや学生のオンライン学習や試験において、時代を先取りするソリューションをご用意しております。

当社のソリューションを利用することで、これからリーダーとして育っていく学生たちに対し、即座にパーソナライズされた没入型の共同学習サービスを提供できるようになります。

教育関係者は、IT のオーバーヘッドを必要とせずに Microsoft がもたらす最新のクラウド技術を活用できるようになるのです。

試験監督による徹底した監視と管理を可能にすると同時に、学生が自分のデバイスを使用し、オンライン、オフラインを問わず形成的評価や試験を受けられる環境を実現します。

当社の試験管理システムは、シンガポールの高等教育機関における前述の課題を次のように解決しました。

  • 試験中のアクセスを許可する (または禁止する) 技術や書籍、その他資料をホワイトリスト化 (ブラックリスト化) しました。
  • 試験パックを暗号化し、解除のためのキーを生成して学生に提供しました。
  • デバイスやブラウザ、プラットフォームを問わず、一貫した体験を学生に提供する BYOD 型の試験パッケージの作成技術を導入しました。また、試験中にネットワーク接続が切れても問題とならないような、オンラインおよびオフラインの双方に対応した試験を実現しています。
  • 試験における作成、監督、アクセス、採点の役割を定義し、それぞれの役割を委任することができます。教授による試験の作成、学科長による承認、試験官のもとでの試験、アシスタントによる採点、そして各問題の統計確認を迅速に行えるようになりました。
  • また、これらのシステムは Office 365 上に構築された AvePoint の LMS とシームレスに連携しています。

さらにオンラインの受験者がなりすましでないことをビデオ会議や顔認識技術で確認する高度な AI 機能も備えています。

AvePoint にご相談ください

AvePoint は、2001 年から複数の最大規模の政府省庁や高等教育機関 (IHL) において、主要なテクノロジー パートナーとしてサービスを提供してきています。

AvePoint は、Microsoft パートナー オブ ザ イヤー の Modern Workplace Transformation 部門を受賞した企業であり、信頼のおけるパートナーとしての在り方を深く理解しています。AvePoint は、5 大陸、14 か国にある 29 のオフィスで地域社会への誠実な貢献を続けています。この未曾有の時代にあって、AvePoint は皆様の課題や苦しみに寄り添い、その解決に全力を尽くします。

AvePoint が提供するクラウド型教育技術については、弊社ウェブサイトの EduTech ソリューションのページで詳しくご紹介しています。

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