このブログ記事は米国 AvePoint のブログで公開された記事 「Reduce the Burden on IT with DocAve’s Latest Enhancement for SharePoint Backup」 (執筆者: Arthur L.) の翻訳版です。
SharePoint 管理者にとって消えてしまった、あるいは破損したコンテンツの復元作業は、時間がかかるだけでなく、ビジネスへの深刻な影響を発生させるおそれのある大変な作業です。このような課題に対し、AvePoint では最近発売した DocAve 6 サービス パック (SP) 6 の DocAve バックアップ & リカバリー の新機能として 「エンド ユーザー リストア」 機能を発表しました (補足:日本では 2015 年 11 月 26 日から提供開始) 。これは SharePoint サイト管理者などのエンド ユーザーが、IT管理者に頼ることなく、SharePoint の Web パーツを通じて、直接的なコンテンツの復元を実行可能にする機能です。
エンド ユーザー リストア機能は多くのお客様よりご好評をいただいていますが、全てのお客様に対応できるソリューションではありませんでした。というのも、この機能はこれまで最小単位バックアップにより保護されたデータの復元はできるものの、ファーム全体を対象にしたバックアップの復元についてはあまり活用できないという制限があったためです。AvePoint では、 SharePoint 環境の成長に合わせたバックアップ プランとして、まずプラットフォーム レベルで完全ファーム バックアップを行い、変更が頻繁に発生するサイト コレクションに絞って最小単位バックアップを行っていくことを推奨しています。
DocAve 6 サービス パック (SP) 6 に搭載されているエンド ユーザー 機能に、今回新たに改良が加えられ、最小単位バックアップだけでなくプラットフォーム バックアップによって保護されたデータについても問題なく復元できるようになりました。これにより、あらゆるデータ保護戦略に合わせたこれまで以上に包括的なソリューションを提供することが可能になります。

エンド ユーザー リストアの Web パーツ インターフェイスはこれまでと変わらず既定の SharePoint に合わせた外観となっており、消えてしまった、あるいは破損したコンテンツをエンド ユーザーが SharePoint 環境 へ直接復元する際、シンプルなユーザー エクスペリエンスが実現できます。エンド ユーザー リストアはアクセシビリティなどの面で SharePoint 権限レベルに依存しているため、サイト管理者はどのような形でアイテムを復元するか、コンテンツ所有者に付与される権限などといったオプションを事前に定義しておくことが可能です。
現在エンド ユーザー リストア機能により、復元可能な SharePoint オブジェクトは以下の通りです。
- ライブラリ
- リスト
- フォルダー
- アイテム / アイテム バージョン
- ドキュメント / ドキュメント バージョン
- RBS ソリューションを使用して外部化したファイル
分散型管理や集中型管理など、データ管理のアプローチは組織によって様々ですが、DocAve バックアップ & リカバリーは SharePoint データ保護に関連する様々な課題に対してもフレキシブルなソリューションをこれからも提供していきます。
エンド ユーザー リストアを今すぐ試してみましょう
DocAve バックアップ & リカバリーの詳細については、製品ページ をご覧ください。また、デモのリクエスト も受け付けているほか、無料の試用版をダウンロード していただくことも可能です。
新機能についての質問は、 このブログにコメントを残すか、製品ディスカッション フォーラム (英語) に参加してください。