火曜日, 1月 26, 2021
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【速報レポート】多言語 AI、アプリ作成民主化、そして Teams! Microsoft Inspire 2019・DAY 3 コアノート

自分の声で別言語を話してくれる AI、ますます重要性を増すアプリ作成の民主化。そして、そのすべてを体験するワークスペースとして 365 ファミリーの中核を担っていることがますます明確化した Microsoft Teams と、Microsoft Inspire DAY 3 のコアノート (基調講演) は話題性十分でした。

今回の記事では、CEO のサティア・ナデラ 氏等が登壇して行われた、Microsoft Inspire・Microsoft Ready 合同コアノートのハイライトを、Day1 と同様に会場の写真も交えつつ、速報でお届けいたします。

【100 | 17 | 7 が意味するものとは?】

初回キーノート 以上に多くの来場者で埋まり、熱気に満ちた雰囲気の中、Day 3 コアノートが始まりました。

手話通訳者やミュージシャンなどの多様なバックグラウンドを持つアーティストたちによるパフォーマンスで、コアノートの開幕です。観客席の来場者も立ち上がって盛り上がります。

いよいよナデラ氏の登壇です。

パートナー企業への感謝の意からコアノートを開始したナデラ氏は、「100 | 17 | 7」 というなんとも謎めいた数字を提示しました。

これは、世界 70億人 すべての人々がより多くを達成できるよう、10 万人の Microsoft 全社員、1,700 万人のパートナー企業全従業員が貢献することを表した数字とのことです。
「プライバシーは人権」と断言したナデラ氏は、顧客からの・パートナーからの 「信頼」 とは、自分から 「得ている」 と宣言できるものではなく、毎日の積み重ねによって得続ける必要がある、との考え方を示しました。

【カフェから自動車産業まで、すべての企業はテクノロジー企業となる】

去年のテーマとなっていた tech intensity は今年も話題にのぼりました。ナデラ氏は、「非 IT 企業によるソフトウェア エンジニアの雇用は、IT 企業よりも 11%  速い。さらに自動車産業では、ソフトウェア エンジニアの数は機械系エンジニアの 3 倍のペースで伸びている」 とし、従来では IT 技術と結びつくことの少なかった業種の 「IT 化」 が加速している状況を説明しました。
飲食産業では、スターバックスがエスプレッソ マシン等の器具に「最小の Azure」 Azure Sphere を取り付けてデータを収集し、温度や豆の種類に至るまで膨大な量のデータを収集しています。

同社が Microsoft と共同開発した外部デバイスが収集したデータは、マシンのメンテナンス時間を削減するとともに、レシピの受信やマシン不具合の早期特定など、従来までは想像もされなかったような方法で業務効率化や、顧客体験の向上などに直接つながっています。

これらの実例はまさに、「すべての企業が IT 企業となる」 ことの実例であるといえるでしょう。

【知らない言語を自分の声で話せる! Azure AI が可能にする未来】

SQL Hyperscale のライブ デモと紹介に続き、登壇したコーポレート ヴァイス プレジデントの  Julia White 氏は、Azure AI と 複合現実 (MR) 技術を組み合わせ、「自分のホログラムが、自分の声で外国語を話す」 という、まるで SF の世界のような Neural TTS (ニューラル Text to Speech) を披露しました。

Hololens 2 (MR ヘッドセット) を装着した White 氏が掌を上に向けると、同氏の姿が縮小された形でホログラムとして浮かび上がり、続く簡単な操作でホログラムは同氏自身と同じサイズまで拡大されました。

拡大されたホログラムは、同氏のイントネーションや声などをほぼそのままに、日本語でスピーチを行いました。日本でライブ配信をご覧になっていて、仮想現実とは思えない自然さ (抑揚やアクセントは若干「機械風」ながら) に、驚かれた方も多いのではないでしょうか?

White 氏によると、ここで援用されている技術はすべて既存のものとのことです。「未来はもうここに来ています」との同氏の言葉に、盛んな拍手が送られていました。

【Power Platform と市民開発者が拓く未来】

ナデラ氏はさらに、「今後 5 年で 作られるアプリの数は 5 億、ただし 73% のデータは分析されないまま」との数字を引用し、市民開発者 (citizen developer) 、アプリ作成民主化の重要性を強調しました。

壇上では、Power Platform の AI Builder を援用して作られたアプリを使い、写真撮影と簡単な操作だけでペットボトルを自動識別するデモが行われました。

また、5月末に開催された de:code 基調講演でも話題となった「ゑびや大食堂」の事例もここで紹介されていました。

【世界の生産性を支えるチームワークの主軸! AI でさらに強力になる Microsoft Teams】

Day 1 でも 365ファミリーの中から PowerApps と並ぶ存在として大々的に紹介されていましたが、今回のコアノートでも「チームワークの中軸」(Hub for Teamwork) として脚光を浴びていたのは、やはり Microsoft Teams でした。

従来までの「チャット」「会議」「Office アプリの力を援用したコラボレーション」 に、今回はさらに「ビジネス プロセス ワークフロー」 が追加され、コラボレーションの中核を担う存在としてのカラーが強く押し出されていました。

ライブ デモでは、Microsoft Fluid Framework が援用された「表の写真を撮影すると、そのまま Excel に変換されて編集可能となる」機能や、PowerPoint でプレゼンテーションのリハーサルをすると AI がフィードバックをしてくれる機能などが紹介され、「インテリジェントなコラボレーション」 が現実のものとなりつつあることが浮き彫りとなっていました。

また、ユーザーとして、豪州・ニューサウスウェールズ大学 (UNSW) の教授が登壇し、教育機関向け Teams の活用例が紹介されました。授業メモの回覧などの基本的な使い方から Teams 利用をスタートしてから、学生に問題を出す Question Bot を作るに至るまでが説明されました。

続いてはアイスランドのアルミニウム製造会社で、ファーストライン ワーカー (現場労働者) 向け Teams 利活用の実例が紹介され、作業中でもシフト関連操作の実行や、重要な通知などの受信ができるようになった経緯などが映像で紹介されました。

おわりに: Teams の 快進撃はまだまだ続く

Microsoft Inspire コアノートのレポートはいかがでしたでしょうか? この他にも「マインクラフトの世界に実際に入り込める Minecraft Earth」「南アフリカの医療過疎地域で活躍する、Azure とつながったリュックサック型の診断ツール」などの魅力的なユースケースが多数展開され、参加者を魅了していました。

AI でさらに強化されつつある Microsoft Teams や Power Platform がこれからどのような進化を遂げていくのか、非常に楽しみな展開となってきています。利用されている皆様は「自社ではどんなことができるようになるか」「どんな新機軸が考えられるか」 などのビジョンを描かれたのではないでしょうか。本記事が、そのご参考となりましたら幸いです。

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