金曜日, 4月 19, 2024
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FEST で体感! 未来のコラボレーション ツール・Surface Hub を見てみた & 触ってみた! 1. セッション編

大盛況のうちに閉幕した Microsoft FEST 2015。AvePoint ブースにも多くの方にお越しいただき、スタッフ一同大変嬉しく思っております。ありがとうございました! また、DAY2 に開催されたセッション 「金融機関におけるクラウドと法対応」 では、AvePoint の三瓶が登壇 し、弊社製品 DocAve Policy Enforcer の機能を使った監査ログの取得についてご紹介させていただくという貴重な機会に恵まれました (関連ブログ記事)。 マイクロソフト株式会社の皆様、および出展にご協力を賜りました関係各所の皆様に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

さて、7 月のワークスタイル変革 EXPO で日本マイクロソフト株式会社代表執行役・会長である樋口泰行氏が、コラボレーションの新たなツールとして熱く語られていた Surface Hub。画像で見るだけでもかなりの迫力があり、「触ってみたい!」 と当ブログでも書きました。

そして! Surface Hub が今回の FEST でついにベールを脱ぐという情報をキャッチし、それは是非行って触ってみなくては!! とDAY 3 のセッション 「ワークスタイルが進化するデバイス! Microsoft Surface Hub」 に鼻息も荒く駆けつけました。壇上からでもかなりの迫力が感じられる存在感ばっちりのボディに圧倒され、デモ ブースで実際に触らせていただいて感動し、更には登壇されたマイクロソフト所属エバンジェリストの鈴木さんに直接お話を伺うなど、「コラボレーションのカタチを変える。生産性が変わる。」 のタグラインを掲げた Surface Hub の世界にどっぷりと漬かってまいりました。

というわけで、今回のブログでは、次世代のコラボレーション ツールとして早くも話題になっている Surface Hub について、「セッション編」 と 「触ってみた編」 の前後編に分けて書かせていただきたいと思います。

【Surface Hub、ついに日本上陸!】

“Surface” と聞くと、「これさえあれば、何もいらない。」 というキャッチフレーズでお馴染みの、マイクロソフトの主力タブレット を皆さん思い浮かべられると思います。

去年度からの Surface 愛用者である私 (実はこの原稿も Surface Pro 3 で書いています) も、名前を聞いた瞬間、「会議室に置く電子ホワイトボードなのに、どうして Surface っていう名前なんだろう?」 と、少し戸惑いを感じたことを覚えています。「Windows が搭載されていて、タッチで字が書けて・・・」 等の説明を聞いて納得はしたものの、具体的にはどのように使えるのか、現物を見てみないとなかなかわからないですよね。その意味でも、今回のセッションは非常に楽しみでした。

セッション会場である Room C に人波をかき分けかき分けたどり着くと、いました! もとい、ありました! Surface Hub!

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舞台の上で堂々とした存在感を発揮する Surface Hub

84 インチ版が舞台の上にどーんと乗っています。横220 cm × 縦 117 cm のボディはさすがの迫力で、圧倒的な存在感を放っていました (以下、特に記載しない限り、サイズやスペックなどは 84 インチ版のものを紹介します)。

そしてセッション開始。日本マイクロソフト所属のエバンジェリスト・鈴木敦史さんが登壇されます。セッションの冒頭で鈴木さんが挙げられたのは、コラボレーションの上で欠かせないオンライン会議に付きまとう、以下4つの 「お悩み」 でした。

・機材の調整などに手間がかかり、ミーティングがなかなか始まらない
・リモートで会議参加する場合、紙資料は事前共有する必要がある。ホワイトボードに書かれた内容はリモート参加者にはわからないし、カメラの精度が低ければ読めない
・スマホやタブレットの普及で、会議中に参加者が端末ばかり眺め、発表者を見てくれない
・コラボレーション促進のためにフリーアドレスを導入したのに、結局固定席がそれなりに決まってしまう

Skype for Business (旧Lync) などを使用してオンライン会議を開催する方であれば、1 つは思い当たる項目があるのではないでしょうか。これら4つのお悩みにこたえるべく、Microsoft が世に送り出そうとしているのが、このSurface Hub です。日本では 2016 年 1 月の出荷が予定されているとのこと。以下、セッションで紹介されていた機能について書かせていただきます。

・Surface Hub は Windows 10 を搭載!

ただの電子ホワイトボードと Surface Hub との最大の違いは、Surface Hub には Windows 10 が搭載されているということ。Office も搭載されているため、例えば Word や Excel、PowerPoint といったドキュメントをただ単に投影するのではなく、Surface Hub 上で編集したり、作業後には OneNote で共有したりという、一歩進んだコラボレーションが可能になっています。ちなみにキーボードもついてくるので、キーボード操作を使ってドキュメントの編集も可能です。

また、チャット ツールの Skype for Business (旧Lync) が搭載されており、画面に表示されるオンライン会議参加者の名前をタップするだけで音声通信がスタートします。リモートで参加している出席者には、Surface Hub の画面をワンタッチで共有できます。IT スキルのあまり高くない参加者でも、これなら問題なくオンライン会議を開催できそうです。ちなみに、会議終了時もボタンをタップするだけの簡単操作です。

・Surface Hub はボタンひとつの簡単操作

上記のお悩みにもあった 「機材調整のせいで会議の開始が遅れる」 という問題は、オンライン会議に常についてまわる頭痛の種ですよね。しかし、Surface Hub は会議のために最適化されている端末なので、操作は驚くほど簡単であり、調整の必要はほとんどありません。

まず、本体横に1本ずつ設置されている電子ペンを手に取ると、ホワイトボードが自動的に起動します! 画面共有や、会議の終了後に実行する参加者へのドキュメントの共有 (OneNote、もしくは画像データで参加者に送信できます) も、ボタンを 1 回タップするだけの簡単操作で実行できます。

・Surface Hub で実現する、臨場感のあるコラボレーション

画面の横にはカメラが各1台設置されており、高角で室内を捉えることができるため、オンラインで参加していても、Surface Hub が設置されている会議室の全体を見渡すことができます。画面上部にはマイク、下部にはスピーカーが備え付けられており、会議室の音声もきれいに拾ってくれます。

4K の解像度を備えたスクリーンで見る動画や写真は、とにかく高画質で鮮やかでした! デモの途中では地図や CAD 図面なども表示されたのですが、とても細かいところまでよく見えました。

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地図を表示して書き込みをしているところ。線の色もワンタッチで切り替えできます

・Surface Hub のホワイトボード機能はとっても賢い

電子ホワイトボードであるからには、字を書く・図を描くという基本的操作がサクサクできてほしい。しかし流石のマイクロソフトの秘蔵っ子製品、予想を大きく上回る賢さでした。

まず、書き込んだ字は画像データではなくオブジェクトとして認識されるので、コピペ操作や修正操作も可能です。一連の操作は基本的にはすべてタッチで実行可能なほか、ホワイトボードは上下左右に自由自在にスクロールしてどんどん書き足していくこともできます。

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Surface Hub のホワイトボードに書いた文字はコピー&ペーストもできます

購入時には専用ペンが 2 本 ついてきますが、このペンの反対側は黒板消しとして使えるので、書いて消してという作業もスムーズです。いちいちペンを置いて黒板消しをを取ってという必要がなくなるため、ブレーンストーミングがテンポよく進みそう。

また、マルチタッチにも対応しており、ペンは同時に3本まで使用可能ですので、複数名で同時に書き込みもできます。指でも書き込めますが、この場合は何と 100 点まで同時認識可能だとか。100 人で同時に書き込むもよし、10 人で両手を使って同時に書き込むもよし (スペース確保がちょっと大変でしょうが・・・)。

【後編につづく】

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