月曜日, 9月 26, 2022
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データのバックアップと復元が事業の継続性に果たす役割

データ セキュリティは、現代のあらゆる組織にとって最重要課題とみなされ続けています。一方、データのバックアップや復元については十分に注目されていないケースが少なくありません。その結果、本来ならば避けられたにも関わらず、毎年のように貴重なデータが失われています。 

#O365 Hours では、クラウドおよびデータセンター管理の Microsoft MVP であるロバート・ヘドブロム氏を招き、データのバックアップと復元が重要である理由と Microsoft のネイティブ ソリューションについてお話を伺い、サードパーティのソリューションによって機能をどのように拡張できるのかを解説します。ぜひこの記事でご確認ください。インタビューの全文をお読みいただくことも可能です。本ブログでは、インタビュー形式で進めていきたいと思います。 

ゲスト:ロバート・ヘドブロム氏 (スウェーデン sumNERV 社プリンシパル) ウェブサイトはこちら 

トピック: 

  • バックアップはなぜ必要なのでしょうか。企業がデータの復元や、事業の継続性全般をより重視した計画を立てるべき理由について解説します。 
  • Microsoft には Azure Backup サービスがあります。サードパーティのクラウド バックアップは本当に必要なのでしょうか。Microsoft 365 のバックアップと復元の歴史についてご紹介します。 
  • AvePoint Cloud Backup は、Azure にも対応しました。これはパートナー企業、そして顧客にとってどれほど重要なのでしょうか。 

Microsoft には Azure Backup サービスがあります。サードパーティのクラウド バックアップは本当に必要なのでしょうか。Microsoft 365 のバックアップと復元の歴史について教えてください。 

ヘドブロム:確かに、Microsoft 365 にも確かに強力なバックアップ機能が搭載されているのですが、ビジネスの継続性を支えるという観点から見ると、バックアップと復元にはそれ以上の機能が必須です。Azure のインフラで、目標復旧時間で完了する迅速な復元は可能でしょうか。Azure の中には、VM やストレージなどの的確なサービスもありますが、ネイティブ機能だけではカバーしきれないケースあることも事実です。そのような場合は、サードパーティのソリューションを活用すべきです。サードパーティのソリューションは復元機能に専念して価値の開発と創出を行っており、Microsoft がサードパーティの API や機能の利用を解放した瞬間から使い始めることができます。 

ぜひおすすめしたいのが、復元にまつわる様々なシナリオについてじっくりと考えてみる、つまりディザスター リカバリーのコンセプトに基づいた復元テストや、自社のニーズに合わせた復元計画の作成等を行うことです。Microsoft のネイティブ機能では不十分だと判明した場合は、サードパーティのソリューションを検討してください。とりわけデータの復元においては、中小企業であれ大企業であれ、あらゆる企業で支援は必要です。たとえば、ある中小企業では、何年も前から継続的にデータをバックアップしていたのに、かなり前の時点からデータが破損していたことが後から判明したケースもあります。バックアップと復元、両方の対策が必要なのです。 

バックリー:よく耳にするのは、バックアップや復元について以前よりも細かなニーズが生じているということです。Microsoft Teams や SharePoint、移行したファイルの共有などで、それぞれ異なる作業が必要です。また、業界や地域によって、守らなければならない基準やガイドラインが異なる場合もあります。 

ヘドブロム:おっしゃる通りです。企業ごとに事情やニーズは異なります。例えば Teams や SharePoint のグループを考えてみましょう。大半のバックアップ ベンダーは、チーム全体の復元が可能なソリューションを提供しています。しかしチーム全体の復元が必要とは限りません。特定のチームやチーム内の特定ファイルのバックアップなど、より詳細に設定したい場合は、それが可能なサードパーティのソリューションを探す必要があります。 

企業がバックアップ ベンダーを選ぶにあたって最も多い間違いは、バックアップ機能だけを見て、復元機能を見ようとしないことです。契約サービスを最大限に活かすため、バックアップと復元の両方に目を配る必要があります。 

AvePoint Cloud Backup は Azure にも対応しました。これはパートナー企業、そして顧客にとってどれほど重要なのでしょうか。 

ヘドブロム:パートナーとして、クライアントに「このソリューションを使ってみてはどうでしょう。エンド ユーザーに復元機能を提供でき、目標復旧時間 (RTO) も優秀です」と提案できるソリューションとなっています。この点において、Microsoft のネイティブ ソリューションとの違いは大きいです。 Microsoft のソリューションは機能はすることはするのですが、時間がかかってしまうことがネックです。したがって、迅速に復元したい場合や、SLA 要件を満たすには、許容できる RTO のベンダー ソリューションを利用すべきでしょう。中でも AvePoint の Azure Active Directory に向けたバックアップと復元機能は、市場のギャップを埋めるソリューションですね。 

バックリー:セキュリティについて論じるとき、バックアップはあまり重視されないことが多いですが、バックアップは重大な懸念事項です。AvePoint に入社する前、クライアント 2 社がセキュリティ侵害に遭い、損失を被ったことがあります。うち 1 社は完全なバックアップと復元計画を用意しており、データを取り戻すために身代金を支払う羽目になったもう 1 社と比べれば損失はごくわずかで済みました。 

ヘドブロム:よくあるケースですね。攻撃によって侵入され、保持ポリシーや訴訟ホールドなど、あらゆるデータが削除されることもあります。皮肉にも、その攻撃を受けた企業は何かあってもポリシーや訴訟ホールドは復元できると思い込んでおり、バックアップ計画を用意していませんでした。その結果、すべてのデータが失われてしまったのです。いわば保険に入っていない状態で事故にあってしまうようなものです。 

※この記事は、米国 AvePoint で 2022 年 7 月 8 日付で公開された記事 “The Role of Backup and Restore in Business Continuity” の内容を日本語訳したものです。

バックアップにご興味のある方は、AvePoint ブログに是非ご登録ください 

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